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砂糖もお酒もタバコと同様に税金がかかる国がある?①
砂糖税ってご存知ですか?
砂糖を多く含む清涼飲料に課される税金の通称です。
炭酸飲料の多い欧米では「ソーダ税」と呼ばれることも多く、米国の一部やメキシコなどではすでに取り入れられている。2016年には世界保健機関(WHO)が加盟国に導入を促しました。
アジアで甘い飲料に課税する「砂糖税」が広がっています。
具体的にはどのような取り組みがされているのでしょう。
フィリピン政府は2018年1月、甘味料を加えた飲料を対象とした「加糖飲料税」を導入しました。税額は1リットルあたり6ペソ(12円)で、ジュースに広く使われる異性化糖(果糖ブドウ糖液糖)を使った飲料は同12ペソ。課税対象前の商品在庫がなくなった1月中旬からスーパーやコンビニエンスストアなどが値上げに踏み切りました。
これに先立ち、タイ政府も2017年9月、卸売価格の20%だった清涼飲料への物品税を、推奨小売価格の14%に砂糖の含有量に応じた「砂糖税」を上乗せする仕組みに変えた。23年まで段階的に税率を引き上げます。
このほかインドネシア政府やベトナム政府も、糖分を含む飲料への課税を検討しています。インドでは2017年の物品・サービス税(GST)導入に伴い、4段階ある基本税率で最も高い28%を炭酸飲料に適用しました。
タイの飲料大手、イチタン・グループは4月から主力の緑茶飲料の砂糖を100ミリリットルあたり6グラム以下に減らし、他の甘味料に置き換えた。飲料大手タイ・ビバレッジ傘下でコーラ風炭酸飲料「エストコーラ」を製造するスームスックも既存商品の砂糖含有量を徐々に引き下げる方針を表明しました。
インドネシアでは飲料大手シナル・ソスロが17年9月、砂糖を含まない茶系飲料を発売しました。
英国では2018年4月に導入されました。清涼飲料水に含まれる砂糖の量に応じて課税する税制となっております。
100ミリリットルあたり砂糖が5グラム以上含まれている飲み物が対象となる。砂糖が入っていないフルーツジュースなどは課税対象外となっています
BBCによると、税率は100ミリリットルあたり砂糖5〜8グラムで18ペンス(約26円)、8グラム以上では24ペンス(約35円)となっております。製造メーカーに課税され、課税分を転嫁するかどうかは企業に委ねられます。
税制上砂糖もお酒もタバコもあまり変わらない扱いになってきてます。
また税の話とは異なりますが、シンガポールは砂糖含有量が「非常に多い」と判断される飲料商品の広告を全面禁止する方針となっております。
このような広告はダメってことです。(いやーいい広告なんですけどねー)
なぜ、このような取り組みが行われているのでしょう?
それはまた次回お願いします。
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