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誤嚥性肺炎①

本日は誤嚥性肺炎についてです。

まずは誤嚥って何?ってとこからお話ししましょう。

以下が口腔内、気道 食道の模式図です。

 

そして通常は、飲食物や唾液は口腔内から、食道に入ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下が、誤嚥してしまった状態です。

こうなると通常は

こんな感じでむせます。

 

高齢者は誤って、嚥下反射(食塊や唾液を嚥下する能力)や咳反射(気道に誤って流入した食塊や唾液を排除する能力)が潜在的に低下しているため起こるのです。

また高齢者は食事の時にむせこんだり、食べ物が喉につかえたりするという症状がなくとも、夜間睡眠中に下気道や肺に不顕性に誤嚥を繰り返していることがわかっています。

このようにして高齢者は誤嚥が起きやすい状態なのです。

なので、全身状態の悪化や風邪や気管支炎等で呼吸器感染を起こした時、あるいは口腔内疾患で口腔内に細菌が増えた時には肺炎を発症しやすくなるのです。

 

これが誤嚥性肺炎です。

これを防ぐにはどうしたら良いでしょう?

これは次回のお話にします。

 

 

寺島歯科医院

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