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骨粗鬆症の薬を服用してると歯が抜けないって本当?

骨粗鬆症は全身の骨密度が低下し、骨が脆くなって骨折しやすい病気です。

骨吸収の相対的な亢進が原因です。

高齢の女性(閉経後の女性ホルモンの低下)に多く認められますが、最近では別の病気が原因でステロイドを大量に服用したことによることによって起こる続発性の骨粗鬆症もよく見受けられます。

骨粗鬆症の薬のなかで、ビスフォスフォネート製剤を服用する場合は注意が必要です。

その薬は骨の代謝を抑制する働きがあります。その薬を服用している中で歯を抜くと、周囲の骨が壊死するなどのトラブルがまれに起こることが報告されています。なので歯を抜いたりするときは色々と注意が必要です(一定期間休薬したりすることもあります。)

骨粗鬆症の場合は服用量が少ないため、トラブルも稀ですが、この薬は抗癌剤として癌の骨転位の予防する目的としても良く用いられます。

その場合は高濃度でこの薬を使うので高い確率で、歯を抜く処置等をすると骨が壊死するトラブルが起きます。

 

最近は整形外科で処方されるされる前に歯科に受診するよう催促されると思います。

必ず歯科を受診するようお願いします。

寺島歯科医院

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