副医院長ブログ
日本人はこうして歯を失っていく2
前回同様今回も同じ本(日本人はこうして歯を失っていく)から面白内容を紹介します。
歯周病は歯科医師だけでは治せない!
セルフケアは『ブラシング』と「全身の健康管理」の2本柱
歯科医院に通うと「セルフケアも大事ですよ」と言われることが少なくありません。歯周病のセルフ・ケアというのはまず「局所(歯)のケア」すなわち毎日のブラッシングです。さらに歯周病は全身の健康に関わる感染症ですから、持病のコントロールや生活習慣の改善といった「全身の健康管理』も不可欠です。
患者さんの中には「歯科医院に通っていれば歯周病は治るだろう」と考えている人がいます。しかし、同じ進行度の患者さんが同じタイミングで歯科医院に通い始めても、セルフ・ケアを努力していいる患者さんと歯科医師任せで何もしない患者さんでは、治り方も、通院回数も、治療にかかる費用も、将来歯がどうなっていくかもまっったく違ってきます。
手のひらサイズの炎症を放置できますか?
中等度の歯周病になっている患者さんの場合、歯周ポケット周辺の炎症の総面積は、「手のひらくらいの大きさ」と言われています。もし顔に手のひらサイズの炎症があれば、普通は放っておかないはずです。見た目はもちろんの事、放置して化膿すれ大変なことになりますから、治療をするでしょう。ところが歯周病は、歯肉の中の見えにくい部分で炎症が起きているために多くの人が無頓着。放置している間に歯を支えている骨が溶けていくだけでなく、全身に感染が広がっていきます。
化粧品やサプリにお金をかける前に、歯のケアを
高齢化が進み、アクティブシニアが増えている昨今、アンチエイジングがブーム。「いくつになっても若く美しく健康でありたい」と、外見や体力、脳の老化防止などに関心が集まり、ジムに人溢れ、高額な化粧品やサプリメントが飛ぶように売れています。
ところが意外と歯に気を使う人は少なく、外見は若々しいのに口の中はボロボロで、歯が抜けかかってから歯科医院を受診してくるケースが後と立ちません。
歯をいい状態に保つことは、外見だけでなく、食べ物をしっかり噛んで滑舌よく話すといった機能面、そして全身の健康を維持するという面からも、究極のアンチエイジングと言えます。セルフ・ケアを習慣にしてください。
要約すると、歯周病の治療には自身の歯磨きの技術向上、日々の歯磨きも大切であるということである。日々の歯磨きの技術向上が難しいのであれば、まめに歯科医院に通うべきである(メインテナンスの間隔を「短く)。
歯医者の人なら分かると思いますが、残っている歯が少ない人は、見た目に老けて見えるとの、健康面で問題がある人が多いと僕は感じます。
歯が残っている人の方が元気な人が大きと思います。(僕の個人的な感想で統計をとったわけではないですが)
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