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お口の中は体の中で最も感染に弱い③(顎の骨は超大変)!!!

今回も前回の続きです。

 

 

 

 

え、しつこいって?

 

 

そう言わんと、もう少しお付き合いください。

 

 

 

 

 

 

お口の中は、約700種の細菌が1000~2000億個以上生息し、

常に細菌感染と闘っている戦場です。

詳しくは以下のブログ

お口の中は体の中で最も感染に弱い①(顎の骨は超大変)!!!

お口の中は体の中で最も感染に弱い②(顎の骨は超大変)!!!

お口の中では唯一このバリアの連続性が破綻していますし、バリアが弱い部分があり、

このバリアに穴が開いてしまう環境を容易に作ってしまいます。

前回は入れ歯の傷、歯を抜く際のお話をしました。

では他に具体的にどんな時に穴が開くでしょう?

それは

虫歯です!! 

なぜ、虫歯でバリアに穴が開くのでしょうか?

虫歯も細菌感染によって

歯が溶けてしまう感染症です。

 

いかに歯の構造を示します。

歯は、硬いエナメル質と、柔らかい象牙質が歯髄(歯の神経)を覆った構造になっています。

虫歯の原因も、細菌であります。

エナメル質は結晶構造で固いため、エナメル質内の虫歯であれば、細菌をバリアしてくれる働きをもっています。

 

 

 

 

その後、虫歯が進行すると、象牙質に達します。象牙質は、細い管のような構造をしており、バリアの働きがありません。(この時バリアに穴が開きます。)

これを放置しておくと、歯の神経に痛みが出たり

 

 

 

 

 

 

腫れたりします。

この時

感染が拡大した状態になります

常に多量の活性化した細菌の塊を

お口の中にもっている状態になります。

するとお口の中の問題だけで済まなくなってくる場合があるんです。

どういうことですか?

それはまた次回お話しします。

 

 

寺島歯科医院

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