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詰め物の下の虫歯の話②

前回の続きです

前回は

詰め物の下の虫歯の話①

でなんでこんなことになるの?

ですが、まずは詰め物と歯を拡大してみました。

 

まず最初に、お口の中の状態の悪い人(甘いものをだらだら食べる人、歯磨きが上手でない人)は以下の図のように歯がすぐに虫歯になります。(削ったところの歯は弱いので、虫歯も広がりやすいです。)

 

 

 

 

次に、詰め物と歯に段差が出来て、そこから虫歯になることがあります。

なぜそんなことが起こるのでしょうか?

まずは治療精度の問題です。

今でこそ、

拡大鏡を使用して、虫歯の治療をしますが、昔の治療はこんなものありませんでした。

また、人間のすることです。

顕微鏡レベルで見ると

大なり小なり、段差はあると思います。

 

また、人間の咬合力は食べている時で、男性が60kg 、女性で40kgの力が歯に加わります。

以下の図のように歯と詰め物の材料の硬さ、耐摩耗性、強度が違うため、

 

長期間使っていると、詰め物が割れたり、歯がちびてきたり、かけたりすることで、段差ができることは容易に考えられます。

よって、詰め物の下の虫歯を防ぐには

①お口の中の状態を良好に保つ

(甘いものをだらだら摂取しない、歯磨きを上手にする)

②定期的に歯科を受診して

詰め物と歯の隙間がないかチェックしてもらう

これが大事になってきます。

 

 

 

 

寺島歯科医院

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