お知らせ

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスの感染源が特定しにくい感染者(東京、和歌山、神奈川)が本日より、メディアで取り上げられ始めました。

そしてついに日本人の感染者にも亡くなった方が出たと報道されております。

日本環境感染症学会では「『医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド(第1版)』が公開されようやく医療機関への対応マニュアルも出来てきました。

この中で、新型コロナウイルスの特徴は

ヒトに感染するコロナウイルスは従来、風邪のウイルス4種類と重症急性呼吸器症候群コ ロナウイルス(SARS-CoV)、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の合わせて 6 種類が知られていました。新型コロナウイルス(COVID-19)はこれらとは異なるウイル スであり、主に呼吸器感染を起こし、病原性は MERS や SARS より低いレベルと考えられ ています。中国湖北省において致死率は 2%超という数字が示されていますが、中国湖北省 以外および国外では実際にはそれよりも低い数値となっています。
新型コロナウイルスは、飛沫および接触でヒト−ヒト感染を起こすと考えられています が、空気感染は否定的です。感染力は一人の感染者から 2〜3 人程度に感染させると言われ ています。

発生状況
2020 年 2 月 12 日時点における本ウイルスの感染者数は全世界で約 4 万 4 千人、死亡者数 は約 1,100 人となっています。その内、圧倒的多数は中国における感染者が占めています。 中国以外では世界 20 カ国以上で感染者が報告されています。
国内では 2020 年 1 月 3 日に最初の国内の感染例が報告され、2020 年 2 月 12 日時点で感 染者数は 203 人(死亡者数 0 人)となっています。その多くはクルーズ船内の乗客と乗員の 感染例(174 例)であり、さらに検疫官1人、武漢からチャーター機で帰国した 12 人、それ 以外の観光客などが 16 人となっています。国内の感染者数は増加していますが、軽症例や 無症候病原体保有者が多くを占めています。(現在は感染者の一人の死亡が確認されています)


臨床的特徴(病態、症状)
新型コロナウイルスは呼吸器系の感染が主体です。ウイルスの主な感染部位によって上気 道炎、気管支炎、および肺炎を発症すると考えられます。本ウイルスに感染した方全員が発症するわけではなく、無症状で経過してウイルスが排除される例も存在すると考えられま す。
感染者の症状としては、発熱、咳、筋肉痛、倦怠感、呼吸困難などが比較的多くみられ、 頭痛、喀痰、血痰、下痢などを伴う例も認められます。一般的に呼吸困難を認める場合は肺 炎を発症しているものと推測されますが、上気道炎の症状が主体であっても肺炎の存在が 確認される例や、1 週間以上の上気道炎症状が続いた後に肺炎が出現する例もあります。
少数ながらみられる重症例は肺炎を発症していると考えられますが、さらに死亡例では ARDS や敗血症、敗血症性ショックなどの合併が考えられます。 なお、新型コロナウイルス感染症の重症化のリスク因子ならびに、どの程度、細菌感染症が 合併しやすいかについては、明確なデータは認められません。

と書かれています。

 

 

症状がないまま、ウイルスを持っている人もいると言うことを考えると、もうウイルスの拡大を止めることは難しくなってきていると考えていいと思います。日本にはすでに症状のない方も含めると、もっと多くの感染者がいるのだろうと推測できます。今後、子供に感染者が出ると、幼稚園、保育所、学校等を介して爆発的に感染が広まることが考えられます(クルーズ船の密室での観戦の広がりを考えると)。また、老人ホーム、デイサービス等の施設などは一度感染が初まると、かなりハイリスクな状況になると考えられます。

 致死率は200人で一人なので現在は、0.5%程度となっています。しかし、これから免疫力の低い、持病を持つ方、高齢者、乳幼児に感染すると危険であることに変わりありません。感染者数が少ないため、データも無く。分からないことだらけの現状なので、本当に注意必要です。

 

 

今後、感染者が増えてくることが予想されます。それは大変なことになりますが、逆に、患者のデータが蓄積され、治療に役立つといった側面もあります。、中国では昨年末に発生が認められ、武漢市を中心に爆発的に感染が広がっている様子です。

日本は今後どうなっていくのでしょうか?中国より約2ヶ月くらい遅い感じになていることを考えると、3月、4月は爆発的に感染者が増加している可能性があります。

皆さんむやみに外出はせず、マスク、手洗いの徹底をして感染対策をみなさん心がけましょう。

 

 

 

寺島歯科医院

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